うなぎの日常

ぬるりとのびる

都会の神社

東京を空から撮ると宗教施設が異様に多いらしい。

家の近所を自転車で走っていると、そんなことを思い出した。
家がひしめき合って立っているのに、小規模の神社、小さいお宮、なんかがよく目につくのだ。

ふと、これは明確な意志と覚悟がないとこんな風に住宅街に残らないんじゃないかと思った。
ここは東京の地価の高い住宅街。それなのに高度成長期もかい潜り、バブルの地上げもはねのけて来ているわけだ。
おそらくその地主の人だか地域住民はお金というものより、神様というのを大事に思い譲り渡さなかったのだと思う。

なんだかそのようなことを想像して、神様というあやふやなものを信じていることの暖かさ、豊かさみたいなものを感じた。