小金稼ぎ
恵比寿の路上にて
今日恵比寿で女のひとに声をかけられた。
ぼくには彼女の裏になんらかの作為が感じられてならなかった。困ってそうな外国の人に声をかけられれば誰だって立ち止まるし、「恵まれてない子供たち」ってのは募金をつのる時の常套句だ。
池袋のサクラカフェにて
ジャニオタと彼氏三人理論のハナシ
ゴードンメソッド(親業)とは?
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ゴードンメソッドメモ - 返事のIメッセージ
「返事のIメッセージ」は、相手からの誘いや頼みごとを断るときに使う。
「返事のIメッセージ」は次の二部構成で成り立っている。
- 断る意志
- 理由
断る意志について
相手からの依頼を断る意志を明確に表現しましょう。外的な条件のせいにして「やりたいけどできない」という断り方にしない。
外的な条件のせいにした場合、
例1:
「主人がダメって言うので。」
「それでは、私からご主人にお話しましょうか。」例2.
「とんでもない、力不足ですから。」
「いえ、あなたに力不足と言われては、他にできる人なんかありませんよ。」
と言うようにさらに断りにくい状態になることが多い。
明確に断るために次のような表現を使うといい。
- 私はやりたくありません
- お断りします
- 私は入らないことにしました
- 買わないことにします
- 行かないことにするね
事例
Tさんの家は個人商店です。パンの卸売業者のNさんが、パンの注文と一緒に他のギフト商品をかなりしつこく斡旋してきます。
N 「奥さん、ギフト用カタログのどれか一つでも注文して下さいませんかね。」
私 「いやあ、仕入れるのは無理ですよ。他のギフト商品がたくさんありますから。」
N 「そこを何とか、一つでいいですから、お願いします、奥さん、必ずすぐ売れますよ。<防御>」
私 「どれか一つでもいいから、仕入れてほしいみたいですね。<繰り返し>」
N 「そうなんです、私にもノルマがありまして、助けてください。<防御>」
私 「Nさん、ノルマがあって大変なんですね。<気持ちをくむ> でも、うちだって在庫がたくさんあるときにまた仕入れると、陳列場所にも困るし、支払いも多くなるので、やはり仕入れないことにします。」
N 「そうですか・・・・・・わかりました。また、お願いします。」
相手が防御に転じたら「能動的な聞き方」に切り替えるパターンは同じ。
考察
この回はいたって普通のことを言っている。率直に理由をつけて断るってことなんだけど、それがむずかしい。
ただ、「まっすぐに断っても食い下がられるから引き受けてしまう」というパターンには、相手が防御した時に「能動的な聞き方」に切り替えるって方法で対処できるかもしれない。
このメソッドだけに限らないが、まずは文字上でロールプレイングしてから試してみるのがいいんじゃないだろうか。
ゴードンメソッドメモ - 対決のIメッセージから能動的な聞き方に切り替える
「Iメッセージ」で欲求を伝えても、相手が反発してきたり、防御の姿勢に転じることがあります。その時は「能動的な聞き方」に切り替えて、相手の心を開くのがいい。
例:『親業ケースブック〈成人編〉 』より
私 「ねえ、あなた。マージャンするの、土曜日だけにしてくれないかなぁ。普段の日だと、あなたが遅く帰ると、私眠れないし、次の朝起きるのが苦痛だし・・・・・・。それに、カギをあけなければいけないし、本当に眠れなくて困るのよ。(相手の行動+自分への影響+自分の気持ち)」
夫 「鈴木君が誘うんだよ。それに、カギなら僕も持っているから、勝手に開けるから、寝ててくれればいいのに。(防御)」
私 「寝ててもいいのね。(繰り返し)」
夫 「うん、寝てればいいんだよ、勝手に起きていて、怒られるとたまんないよ。(防御)」
主人の口調は、少し怒っている様子になりました。
私 「でも、あなたが遅いと心配なの。それに、睡眠不足で、次の日は身体がしんどいので、仕事がなんにもできなくなって、仕事がいっぱい残って困るのよ。(行動+影響+気持ち)」
すると主人は、少し口調を和らげて答えました。
夫 「男の付き合いがあるから、断れないんだ。それに、マージャンは面白いよ。」(防御)
私 「あなた、マージャンが楽しいのね。(言いかえ)」
夫 「うん、昨夜はついていてね、僕がトップだったんだ。」
うれしそうな表情になって、主人は言いました。
私 「良かったね。でも、マージャンするのは、やっぱり土曜日だけにしてほしいわ。土曜日だと次の日が休みで、私も遅くまで起きていられるから。あなたも疲れなくていいでしょう。」
夫 「そうだなぁ。いくら十一時までにしようと思っても、つい十二時くらいになってしまうもんなあ・・・・・・。おれも、もう若くはないから、疲れが残るようになったよ。」
私 「疲れるようになったのね。(繰り返し)」
夫 「うん。土曜日だけにするよ。おまえにこれ以上、迷惑をかけられんし。」
最後のところは、主人は笑いながらの冗談が半分、テレが半分のような口調でしたが、これまでの会話が、いつも口論になってしまうのにくらべ、大成功だった と思います。もちろん、反省することもあります。私の気持ちを聞いてもらいたいと意識しすぎて、つい押し付け(土曜日だけにして)を強調していました。そ れでもうまくいったのは、マージャンが好きな主人の気持ちを、私が良く聞けたからではないかな、と思います。
考察
これは、
夫 「うん、寝てればいいんだよ、勝手に起きていて、怒られるとたまんないよ。(防御)」
主人の口調は、少し怒っている様子になりました。
私 「でも、あなたが遅いと心配なの。それに、睡眠不足で、次の日は身体がしんどいので、仕事がなんにもできなくなって、仕事がいっぱい残って困るのよ。(行動+影響+気持ち)」
ここがこの会話のキモだと思う。相手を配慮して話しているのに、こちらを攻撃されると反射的に反撃してしまう。
それを理性のチカラでグッと引き戻して、再度「Iメッセージ」を投げたので結果いいコミュニケーションになったのだろう。
まさに理性的なコミュニケーションのたまものだと思う。
親業-「対決の私メッセージ」で相手の行動を変えるには他にも例が載っているので、よかったら見てみてほしい。
大人だけじゃなく、子供にも効果があることがわかる。
父親が「Youメッセージ」を投げてしまった後に、母親が「Iメッセージ」や「能動的な聞き方」を使って、結果として自分で解決方法を打ち出した子供の話も載っている。
自分の欲求を「Youメッセージ」で送ると、命令、結論の押し付けになって、そこに相手が考える余地はなくなる。
その反面「Iメッセージ」では、自分の困った影響を伝えるので、メッセージを受け取った相手は相手が困ったことの解決方法を考えるので自分の頭で考えることができる。
そして、それがうまくいくと自分の考えた方法で相手に貢献できたという喜びの感情が芽生える。「Iメッセージ」で言葉を伝えることによって、いわゆる「自分で考える力」がつくようになるという興味深い話だと思う。